我々のチームメンバーの多くは、SNSやSkypeで通話しながらのMMOプレイ中などにオンライン通信をする際、ゲームキャラクターやクリーチャーを自分の分身として使えるプログラムかツールがあったらいいなぁ、と考えていました。しかし、そういったことを高いレベルで実現するプログラムは市場にありませんでした。
そこで私たちは自分たちで作ってしまおうとIndiegogoで資金を募り、14,000人以上もの支援を得て開発し、Steamを通して販売を始めました。
3Dキャラクターを使ってFaceRigを開発した後、私たちは大多数の趣味レベルのクリエイターにとって3Dによる制作は難易度が高すぎると気づきました。そこで2DアニメーションのSDKがないか探し始めたのです。しかし、それらのほとんどはサイドスクロールゲームのスプライトを生成するのに特化し、ほんの数個だけが実際に優れたポートレート作成することに焦点を置いていました。
その中でもLive2Dはポートレートの細部にわたる品質や、すべてのクリエイターが自分たちの作品に活用できるような拡張性に配慮していたことが、われわれがLive2Dを採用する大きなポイントになりました。
私たちは今後もLive2D SDKが発展し続け、近い将来VR環境においても使えるようになることを期待しています。