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この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ

この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ

原作の「突き抜けた個性が魅力的なキャラクター」の表現に注力しました
『このファン』制作チーム(株式会社サムザップ)
『このファン』制作チーム(株式会社サムザップ)

元々イラストレーターとアニメーターが多く在籍している会社ですが、その中でも気概のあるメンバーが集まりました。特に開発初期のメンバーに関しては、過去同じプロジェクトで働いていた経験もあったため、その時のノウハウを活かしてパワフルに制作を進められたかと思います。
サムザップ自体が長く2Dアニメに力を入れていた経緯もあり、イラストレーターも「動くこと」を想定したデータ作りを意識してくれたりと、メンバーひとりひとりがしっかりとした強みを持ったチームです。

――本作は大人気アニメを題材にしたタイトルですが、制作にあたって意識したポイントはありますか?

タイトルで分かる通り、本作はアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」のスマートフォンゲームタイトルです。原作の要素をしっかり表現するとともに、オリジナルシナリオ・メンバーを追加し、「このすばワールド」をさらに堪能してもらうべく工夫を凝らしました。

原作アニメーションのファンの期待を裏切らないように、原作の「突き抜けた個性が魅力的なキャラクター」の表現に注力しました。

このすばワールド

原作の世界観や、物語の魅力を引き出す

――ここまでお話を聞いていて『表現』という部分にかなり重きを置いているような印象を受けますが、その表現の部分においてLive2Dを導入したのにはどのような理由があるのでしょうか?

原作アニメのキャラクターをゲームで表現するためには、2Dでの表現が不可欠と感じました。当初は別の2D系アニメーションツールも候補に上がっていたのですが、Live2Dは表情変化やモーションのブレンド、リップシンクが標準機能で行えるため、原作の世界観や、物語の魅力を引き出すのにLive2Dは最適だと判断しました。

実は弊社としては本作が初めてプロジェクトでLive2Dを導入したのですが、社内外問わず非常に高い評価をいただいています。
特に原作アニメにもある「ギャグ顔」を表現できたことが大きく、個性あるアニメーションをお届けできたことは大変嬉しく思っています。これは、Live2Dを使用しなければ実現が難しい部分でした。

ギャグ顔

――『このファン』本編を見ていると、とにかくキャラクターの表情が豊かで驚きました!これだけの表情を作るのはなかなか大変だと思うのですが、何か秘策があるのでしょうか?

「表情モーション」と、「体のモーション」を分け、合成する手法を取り入れました。
こちらにより、表現できる演技の数が飛躍的に上がり、自然な会話シーンが実現できました。

表情モーション
体のモーション

――確かにそれだとモーションの組み合わせ次第で多様なパターンの表現が行えますね!それらの中でも特にこだわった表現はありますか?

こだわったのはやはり一番表情が活きる「ギャグ表現」ですね。本作ほどLive2Dを用いたコンテンツで、「ボケ」と「ツッコミ」が成立するように考えて制作されたというプロジェクトは世の中にそうそうないのではないでしょうか(笑)
コメディをLive2Dで実現できたところが、大きな個性となっていると思っています。

ギャグ表現

作品の物語をより魅力的にみせてくれる非常にコストパフォーマンスが高いツール

――技術や運用の面でのLive2Dについてはいかがでしょうか?

Live2Dは作品の物語をより魅力的にみせてくれる非常にコストパフォーマンスが高いツールだと思っています。『このファン』の場合、運用タイトルなので、ストーリーが毎月どんどん追加されていきます。こういった運用スタイルの場合、とても有効に機能してくれています。

技術習得の面では理解するまでにややハードルが高く感じていましたが、公式のチュートリアル動画を見ることで習得が容易にできました。

画面写真
画面写真

――最後にひとことお願いします!

今後も新しいキャラクター衣装をどんどん追加していきます!
さりげなくストーリーに用いられるモーションも追加していきますので、よ~くチェックしていただけたら嬉しいです!

――本日はありがとうございました!

©2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会 ©Sumzap, Inc.

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